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ギャラリーそら 3周年記念企画展・第2弾 期間限定「Gallery Shop SORA」 |
日時 2006
10/14(土)-10/31(火)11:00〜18:00(毎週水曜、定休日) 場所 ギャラリーそら |
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3周年記念企画展、第2弾は、 |
ギャラリーそら3周年記念企画展 〜Gallery Shop SORA 「すこゆる」〜 尾崎麻理子(鳥取民芸美術館 学芸員) 鳥取駅前のサンロードに、ガラス窓が印象的な「ギャラリーそら」があります。鳥取民藝美術館と程近いこともあり、オーナーの安井敏恵さんと「この一角が文化の拠点になるといいね」と話してから、あっと言う間に3年が経ちました。このギャラリーで、若いアーティスト、クラフト作家の展覧会が毎年のように行なわれてきたのは、彼らを応援したいという安井さんの切なる思いもあったからでしょう。3周年記念企画展の第二弾は「ギャラリーショップ・SORA 〜すこゆる〜 」(鳥取県在住若手クラフト作家作品展)。 「すこゆる」とは、忙しい現代人に、「日々の暮らしをすこやかに、ゆるやかに過ごしませんかというギャラリーそらからのささやかなる提案です。鳥取東部在住の若手中心だったこれまでの企画展から鳥取県全域へと枠を広げたはじめての試みです。なかなかひとつに会せる顔ぶれではなく、どのような空間が生れるのか、またどのような出会いが待っているのかとても楽しみです。 やきものは、佐賀県で技術を学んだ「陶工房Ashwork」の足塚由江さん(西部)、国造焼の未来を担う山本佳靖さん(中部)、新たな色や形に挑む牧谷窯の杉本義(よし)訓(のり)さん(東部)、亡き師匠に作る喜びを学んだ因幡国府焼の芝原信也さん(東部)の4名。更に、白木の家具をHATCH(ハッチ)の岡村聖史(さとし)さん(中部)が制作。レプリカの卓越した技を持つカエル工房の桶本和男・溝潤子ご夫妻(西部)がアクセサリーなどの普段とは異なる作品を展示、今注目のガラス工房ウキルゥシュの矢野志郎・竹中悠記ご夫妻は新作を出品します。 若いとは素晴らしい魅力ですが、ものづくりにおいては熟練さのほうが勝ることが多く、彼らの未来はこれからです。境遇も、手法も、目指す方向も、同じ土俵では決して語ることの出来ないダイヤモンドの原石ですが、毎日磨きをかけてきた成果が足を運ぶ私たちに希望を与えてくれるでしょう。 この機会に、作り手同士や使い手との語らいから新たな刺激を得て、彼らの輝きが増すならば、ものづくりの未来は明るいものになるはずです。そして、彼らの成長を支えていく人が増えていくことを、私は願って止みません。 |